カエルの合唱を無駄に真面目に分析してみる~なぜ自然に輪唱できるのか?

音楽経験がある人は読まないでください! そんなにレベルが高い話では無いので!(半分冗談、半分本気)

輪唱と言えば、やはり「カエルの合唱」ですよね。

何人分重ねても問題無く輪唱が出来るのって不思議じゃないですか?

これの謎を解き明かしてみましょう、ちゃちゃっと。

まずは全体像

まずカエルの合唱の構成を見てみると、以下のように4つに分けて考えることが出来ます。

  • A : カエルの歌が
  • B : 聴こえてくるよ
  • C : グワッグワッグワッグワッ
  • D : ゲゲゲゲゲゲゲゲグワッグワッグワッ
カエルの合唱の楽譜

カエルの合唱の楽譜(クリックで拡大します。)

下手な小説よりもずっと起承転結してますね。

Aはフレーズの提示

Aの部分は曲の導入部分です。

ここで基本フレーズを提示し、曲の印象を決定付けています。

この基本フレーズはキーのルート音から上がって下がり、またキーのルート音で終わっています。

上がって下がるAフレーズ

上がって下がるAフレーズ

終わりがルート音なので、このフレーズだけで落ち着く感じがします。

BはAの展開形ハモリフレーズ

Bの部分は、Aと音の高さが違うだけでフレーズの動きとしては同じです。

Aから見ると、音程が3度離れて動くハモリフレーズになっていると言えます。

Aの音程違い

Aの音程違い

終わりの音がキーのルート音で終わっていないので、次に続く感じが少ししますね。

Cはベースライン的

ここで起承転結の「転」です。

この前までは基本フレーズとその展開形でしたが、ここで急に全然違うフレーズになります。

ベースライン的フレーズ

ベースライン的フレーズ

同じ音程の4分音符→4分休符が連続しているだけですね。

しかも音はキーのルート音です。和風に言うと「調の主音」です。

ちょっとベースライン的と言えると思いませんか?

・・・思ってください。

Dは盛り上げつつ終止させる

最後のDはAと同じ音を使っていますが、前半の上がりフレーズは音符を半分の長さにしてスピード感を出しています。

前半のスピード感で、最後はより強い終止感

前半のスピード感で、最後はより強い終止感

で、後半の下がりフレーズを元の音符の長さに戻して終止感を出しています。

前半のスピード感がある分、Aよりも終止感が強いですね。

メロディを作る時に気をつける事に関する記事でも近い話が少しありましたが、こういうコントラストを付けることで似たようなフレーズでもより印象を強くすることができます。

なぜ問題無く輪唱できるの?

ここまで長くてすみません。

ようやく本題。

なぜ問題無く輪唱できるか。

AとDは基本フレーズ(とほんの少しの展開形)のメロディです。

Bはそれの3度ハモリフレーズです。

Cはベース音となっています。

つまり、「メロディ+ハモリ+ベース」の組み合わせなので、曲を通して不協和音になる音の組み合わせが無いんですね。

A~Cを重ねてみたらこうなった

A~Cを重ねてみたらこうなった

まとめ

雑ですが、カエルの合唱を分析してみました。

カエルの合唱はシンプルなメロディなので、いろいろに解釈することが出来ます。

今回はコードについては触れませんでしたが、超複雑に難解ジャジーなコードを付ける事も可能だと思います。やったことないけど。

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