エフェクトのセンドとインサートの使い分け(2)

今日は急に暑くなりました。

札幌市内も最高気温26度くらいになってたっぽい・・・ゴールデンウイーク付近では道内で雪が降った(しかも大雪)時もあったのに。同じ月とは思えません。

気温の変化が大変です。皆さん、特に道内の方は体調管理に充分に気を使ってくださいね。

それはさておき

先日のエフェクトのセンドとインサートについての話の続きです。

前回はセンドとインサートの概念的な話をしましたが、今回は関連するパラメーター「ミックス」についてです。

エフェクトをセンドで使う場合

エフェクトの画面を見るとミックスというパラメーターがある場合があります。普通は英語で「MIX」と表記されていると思います。ものによっては、右に「Dry」、左に「Wet」となっている場合もありますが「MIX」と同じものです。

更にその「Dry」と「Wet」が別なパラメーターになっている場合もあります。設定の仕方は少し違いますが、働きとしては「MIX」とほぼ同じものと言うことができます。

そして、これらがあることによってセンドとインサートの話がより難しくなっていると思われます。

まずセンドの場合についてですが、センドに設定したエフェクトはMIXを右に振り切ります。DryとWetが別になっている場合には、Dryを0、Wetを最大にします。

これがなぜかというのを説明しますね。

センドの場合には音が元のトラックから直接出力される経路とセンドで送ってエフェクトが掛けられる経路の2つに分岐しています。

エフェクトをセンドした場合の概念図

つまり、元のトラックからはエフェクトの掛かっていない音=元音が出力されており、センドに通したエフェクトからは元音を出力する必要がありません。なので、MIXが元音を出力することの無いように右に振り切る、ということです。(Dryというパラメーターの場合には0にします。)

必ず元音が残るので、ディストーションやコンプレッサー、EQのように元音を残す必要がないエフェクターはセンドでは使えないということになります。(厳密には使うこともありますが。)

逆に元音が必要になるディレイやリバーブ、コーラスなどはこのセンドで使うことが多いです。

エフェクトをインサートで使う場合

それに対し、エフェクトをインサートで使う場合が少し難しいかもしれません。

インサートは音の経路に直接エフェクトを入れてしまうことです。

インサートしたエフェクトの概念図

なので、元音が必要な場合にはMIXを下げる(左に振る)必要があります

例えば、リバーブは元音が無いと残響音だけになり、ただモワッとした音だけになってしまいます。なので、MIXを左に適切に振ることで元音を出力し、残響音と混ぜて気持ちいい響きを得ることになります。またディレイも元音が無ければただの遅れた音になってしまうので、同じようにMIXを設定します。

これに対し、ディストーションはほとんどの場合で元音が必要無いので、MIXを右に振り切って元音が出ないようにします。コンプレッサーやEQも同様です。

といわけで、インサートの時にはMIXを適切に設定する必要があるのがちょっと難しく感じる原因のように思いますし、やはり前回の記事で書いたエフェクトの分類を気にする必要がありますね。

さらに続きます

いかがでしょうか?

センドとインサートという2つのエフェクトの使い方には、エフェクトのMIX及びDryやWetというパラメーターが関係しているのが判りますね。

ほぼ確実に言えるのは、先述した「センドの時はMIXを右に振り切る」ということです。これはほとんどの場合で言えます。

逆に考えると、エフェクトにMIXまたはDry、Wetというパラメーターが無い場合にはセンドで使うのは適切ではない、とも言えるかもしれません。(ものによりますが・・・。)

で、この話はさらに続きます。

次回は実際の使い方を少し書いてみたいと思います。

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