実際にやってみて良かった周波数帯の理解の方法

前の記事でフリーでダウンロード出来るスペクトラムアナライザーを紹介してみました。

スペアナというのは、ミックス時やマスタリング時など、EQで周波数帯のレベルを調整するための参考にするものです。

と言っても、それを見たからといってなかなかミックスやマスタリングってうまく出来るものではありません。やはり音楽を耳で聴くだけでも、ある程度理解出来るようになる必要はあると思います。

それが出来るようになるには時間がかかります。というか、私もそこまで自信はありません。目下修行中です。

そんな私でも、これをやった時に理解が深まったな~と思った方法があるので、それをご紹介いたします。

基本は『聴く』こと

当たり前のことですが、音を理解するには聴くことが最も重要です。

ただ、楽曲を流してスピーカーやヘッドフォンでなんとなく聴いているだけではなかなか理解が深まりません。

ではどうするのかというと、「ある周波数帯だけを抜き出して聴いてみる」ということです。

具体的にはEQを使います。もしバンドパスフィルターが簡単に使えるならそれの方が良いです。

まず、自分が好きな曲や目指している曲がある方は、その曲をDAWソフトや音声編集ソフトなど、EQが使えるソフトに読み込みます。(著作権にはご注意を。)

次にEQで1点だけを強調するように設定します。出来れば、その1点以外はレベルを落としておいた方が判りやすいと思います。

EQで1点だけを強調(画面はSonarのSonitus:fx Equalizer)

EQで1点だけを強調(画面はSonarのSonitus:fx Equalizer)

そして、いろいろな音を探しましょう。私は、まずバスドラム、次にスネア、そしてハイハットという順に探し、更にベース、ギターやシンセ音、ボーカルなども探しました。この時に大体の周波数をチェックして、出来れば覚えておきましょう。特にバスドラムとベースは音域的に微妙なので要注意です。

これを3~5曲くらいやるだけでもいろいろと参考になり、理解が深まります。ミックス時の処理もしやすくなります。

もしSonar X2 PRODUCERをお持ちなら

ここまでは、大抵のDAWソフトや音声編集ソフトなら出来ると思います。

ちなみに、周波数をチェックする必要があるので、EQの周波数を設定するパラメーターの単位がHzで表されている必要があります。Reasonの古いバージョンだと0~127みたいな値になるので、理解がしづらいかもしれません。(最近のバージョンがどうなっているかは知りません。)

で、もしSonar X2 PRODUCERをお持ちの方はプラグイン「R-MIX Sonar」を使うと、もっと理解が深まるかもしれません。もちろん製品版のR-MIXでも可能です。

やり方は、前の方法と同じく好きな曲をSonar X2(またはR-MIX)に読み込みます。

そして、『窓』を横長の四角にします。これでその周波数帯がピンポイントで抜き出せるので、上記のEQを使う方法よりもより精密に音を聴くことが出来ます。

R-MIX Sonarで一部の周波数帯を抜き出す

R-MIX Sonarで一部の周波数帯を抜き出す(クリックで拡大します。)

そして、この『窓』を上下に動かします。聴くと判りますが、上に動かすと高音域、下に動かすと低音域が聴こえます。

あと、右クリックをするとその場所の周波数を表示できるので、EQの場合と同じように周波数帯をチェックしましょう。

ついでにこの時にスペクトラムアナライザーも表示しておくといいかもしれません。

R-MIX Sonarの後のスペクトラムアナライザー

R-MIX Sonarの後のスペクトラムアナライザー

まとめ

今日のスペアナの記事ついでに周波数帯について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

特にDTM初心者の方はEQをどう使ったらいいのか全く判らないと思います。そんな方の勉強にもなると思います。

ただ、この方法はあくまで理解を深めるためのきっかけでしかないので、やはり実際にミックスでEQを使ってみることは必要だと思います。

楽曲のクオリティを上げたいと思ったら必須だと思いますので、自信がない方はぜひやってみてください! (私も改めてもっとやろうかな~と思ってます。)

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