ADSRの設定例をいくつか

昨日ADSRを上手に操って音作りに活かす!という記事を書きましたが、ADSRの設定は慣れるといろいろな点で役立ちます。が、なかなか難しいですよね。

というわけで、設定例をいくつか挙げてみたいと思います。もちろん読むだけではなく、自分で試してみてくださいね。

ピアノ・ギターのような減衰系音色

こういった減衰系の音色は昨日の記事でも書きましたが、念のため復習として今回も書いておきますね。設定は以下のような感じにすると良いです。

A:0(に限りなく近く、程よく)
D:程よく(少し長め)
S:0
R:0(に限りなく近く、程よく)

ピアノの原理をちょっと考えてみます。

ピアノ(グランドピアノ)の弦は水平に強く張られています。鍵盤を押すと、中のハンマー動いて弦を叩きます。それにより弦が振動し始めます。弦の振動は、時間が経つにつれて徐々に小さくなっていきます。

ADSR的には音がすぐに立ち上がり、徐々に減衰していく形、つまり直角三角形に近い形になります。

オルガン系の音色

オルガンは鍵盤を弾いた瞬間にすぐに音が鳴り始めます。鍵盤を押している間ずっと同じ音量で鳴り続け、鍵盤を離した瞬間に音が消えます。いわゆる持続音ですね。ちなみにオルガンの種類によってはアタック音が強く入る場合もあります。

というのを設定するには以下のようになります。

A:0(に限りなく近く、程よく)
D:何でも良い(アタック音を強く入れる場合はかなり小さく)
S:最大(アタック音を強く入れる場合は少し下げめに)
R:0(に限りなく近く、程よく)

これは長方形に近い形になります。

ストリングス系の音色

ストリングスの特徴は、アタックはゆっくり、リリースもゆっくりです。音量の変化は演奏の仕方によりいろいろ考えられますので、判りやすくするためにサステインを最大にして単純な形にします。

A:早くなり過ぎないように程よく上げめ
D:何でも良い
S:最大(アタック音を強く入れる場合は少し下げめに)
R:早くなり過ぎないように程よく上げめ

鍵盤を押すと音量がゆっくり上がり、押している間は音が持続、離した瞬間からゆっくりと音が小さくなります。

等脚台形のような形になります。

まとめ

この話はレッスンでも取り上げることが多いです。レッスン内ではもっと多くの例をやりますけどね。

実際に音を作ってみるのが一番覚えやすいので、自分の好きな曲の音を聴いて、それに近い音色を作ってみるというのが早道なのかなと思っています。

DTM初心者の方は、最初は音源のプリセットを使うことが多いと思いますが、少しずつADSRの設定を学んでみましょう。

曲の表現力が上がりますよ!

DTM MATRIXを応援してください!!

twitter/Facebookアカウントでコメントして頂けます