「音が良い」ってどういうこと? その3つの意味

よく「音が良い」「音が悪い」という言葉を耳にします。

これって具体的にどういう意味か考えたことありますか?

実は人によって、また場合によって自然に使い分けられているようです。どんな意味があるのかを、私の経験から書いてみたいと思います。

経験を積んだ方だと異論はあるかもしれませんが、DTM初心者の方の参考までに。

1)ノイズの量

音声に含まれるノイズが多いと「音が悪い」、少ないと「音が良い」と言われます。

当然の話ですし、比較的わかりやすいことだと思います。

Webサイトなどで機材の仕様を見ると「S/N比」というものが記述されている場合があります。これは「Signal Noise Ratio」つまり「信号(音声)とノイズの比率」です。この数字が大きければ大きいほどノイズが小さくて良い音、小さい数字だと悪い音という意味になります。

2)原音に忠実かどうか

「原音に忠実」というのもわかりづらいかもしれませんが、要するに聴いた音がそのままの音で録音されるかどうか、ということです。

音を録音する時には、使う機材によって音が必ず変わります。この録音前の音と録音後のものが同じように聴こえるのが理想です。

ただ、録音時のレコーダーによって音が変わり、さらに再生時のスピーカーによってもまた音が変わります。それに、そもそもアナログの音声をデジタル化するという変化を加えているので、全く同じになるということはほぼあり得ません。

というわけで、録音前後でかなり近い音になっていると「音が良い」と言われます。

1のノイズの量にも多少関係はあります。

3)その音が好きかどうか

後述しますが、オーディオインターフェースによって録音時の音質は異なります。

その時に「音が良い」という場合には、2であることもあります。が、その機材で録音された音が好きかどうか、という意味である場合も多いです。

「少し固い音がする」とか「暖かい音だ」とか、印象がオーディオインターフェースによって異なります。その好みを「音が良い」「音が悪い」と言うこともあります。

これはギタリストやベーシストなど楽器を演奏される方が、その楽器の音について話す場合もこの観点である場合が多いようです。エレキギターのエフェクターの話をする時が顕著かもしれませんね。

ソフトや機材による音の違いについて

例えばDAWソフトによって音質が違うという話があります。「Cubaseは・・・な感じ」だとか「Studio Oneは・・・だ」などです。私はそういう意味での音質にそこまで敏感な方ではないので、DAWによる違いなどは特に気にしていません。というか気になりません。

が、これは考え方によっては頷くことができるものです。

少し数学的な話になりますが、デジタル化された波形に処理を加える場合、多くの計算が必要になります。その計算の中で、小数の丸め方(切り上げとか四捨五入とか)や丸める桁数などによって計算結果が微妙に異なる場合があります。そういう微妙な違いを大量に積み重ねて最終的な波形が出来上がります。

DAWソフトによって計算のルール(丸め方や桁数など)はおそらく異なると思われます。となると、最終的に出力される波形が異なるのも頷けます。

また、オーディオインターフェースによる音質の違いというのもあります。

これは、DAWごとの違いよりも大きいです。アナログとデジタルの変換器、いわゆるADコンバータ/DAコンバータによってアナログの音声がデジタル化されるわけですが、これはその性能によってデジタル化の質が異なります。他の要素もあるかもしれません。

ここで、これからソフトや機材を購入しようとされているDTM初心者の方にアドバイスをしておきます。

最初から音質とかそんなもん気にすんな!

最近のものであれば、安過ぎるものでなければどれも充分に「音が良い」と言えると思います。安いものでも結構良いものもあります。

というわけで、予算内のものならどれでもOKなので、あまり悩み過ぎずなんとなく良いと思ったものを購入しましょう。もし近くにDTM仲間がいる方なら、その人が持っているものを選ぶと的確なアドバイスがもらえるので、困ることが少ないかもしれないですね。

経験を積む必要もあり

というわけで、「音が良い」と言った場合にも色々な意味があるので、少し考えることが必要かもしれません。

機材を購入する時の人からのアドバイスで「・・・の機材は音が良くてオススメだよ」みたいなことを聞くことがありますが、それがどの意味なのかによって選択が変わってくるので、注意が必要です。とは言え、前述したように最近のものならどれでも音が良いので、気に入ったものならそれで良いと思います。

また「音の良さ」は自分の中での基準も必要です。さらにその基準を作るには経験が必要です。

なので、楽曲制作の経験を積むと違いが判るようになるので、どんどん制作しましょう。

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