北と南の隠れた接点!? ソーラン節を少し変えると沖縄に!!

現在YOSAKOIソーラン祭りに向けて楽曲制作中です。

毎年知り合いのチームからのご依頼で制作しているわけですが、今年の注文はなんと「沖縄民謡風」。

なんという難しい注文(笑)

でもいろいろ考えながらトライするのは楽しいな〜と思いつつ制作を進めております。

今年YOSAKOIソーランを見る予定の方で、沖縄民謡風ソーラン節で踊っている子ども達がいたら、その近くには私がいるかもしれませんので、お気軽に声をかけてくださいね(顔や名前は教えませんけど)。

ソーラン節が沖縄風に

そんな制作作業中に、気付いたことがありました。

それは、なんと「オリジナルのソーラン節のフレーズを少しだけ変化させると沖縄風、いわゆる琉球音階になる」ということです。

ちょっと面白いと思いませんか?

北海道の民謡(起源は青森付近だという説もあるらしいです)が、少し変化させただけで遠く沖縄で聴かれるような音楽になってしまうんです。

平行調に変化させる

では、どのように変化させるか、という話です。

これもある法則、というか割と基本的な音楽理論の話になります。

いわゆる『平行調』に変化させるということです。CとCmとかEとEmのように、ルート音が同じで、メジャー⇔マイナーという関係の2つの調のことです。

ソーラン節はマイナー調なので、それをメジャーに変えると琉球音階になっちゃいます。

例えばソーラン節をEmと考えた場合、それをEにすればいいんです。

マイナー⇒メジャー変換

ではマイナーをメジャーに変化させる、ということについて少し解説します。

ここでスケールを考えます。ルートはA(ラ)とします。

マイナースケール(ここではナチュラルマイナーというのを使います)は以下です。鍵盤ならすべて白鍵です。

マイナースケール(ルートはA)

マイナースケール(ルートはA)

そして、メジャースケールは以下です。

メジャースケール(これもルートはA)

メジャースケール(これもルートはA)

違いは3番目と6番目、7番目の音です。それらの音に#がついていますね。鍵盤ならそれらの3つの音が右隣の黒鍵になります。

このようにマイナー調の3、6、7を半音上げるとメジャーになります。

ここで、琉球音階をご紹介します。メジャースケールから考えると、2番目と6番目の音を抜いたものです。

琉球音階(メジャースケールから2番目と6番目を抜いたもの)

琉球音階(メジャースケールから2番目と6番目を抜いたもの)

これを上下に弾くだけでちょっと沖縄風に聴こえちゃいます。

どうですか? これだけでもなんとなく沖縄のきれいな海と陽気で楽しそうな人たちが見えてきますね。

ソーラン節をメジャーにしてみる

ではソーラン節をそれに当てはめてみましょう。

まずオリジナルのソーラン節(Aマイナー調)は以下です。

オリジナルのソーラン節(Am調)

オリジナルのソーラン節(Am調)

この中で、スケールの3、6、7番目に当たる音を#させてみましょう。

ソーラン節をメジャーに変化させた時

ソーラン節をメジャーに変化させた時

どうですか? ちょっと沖縄っぽくないですか?

たくさんあると思います

不思議ですね。

あるフレーズを音楽的な法則に従って少し変化させただけで別な雰囲気のフレーズになっちゃいます。

今回の例は、日本国内の異なる地域の雰囲気になりましたが、他にもこういった例はたくさんあると思います。

「アラビア系だったはずなのにメキシコっぽい!?」とか「ヨーロッパのクラシックっぽい音楽がアフリカ的に(笑)」とかもあるかもしれません。

ちなみにマイナーとメジャーの変化だけなら「マイナーをメジャーに」とかでググるといろいろ出てきます。

他にもあると思うので、探してみてくださいね!!

見つけた時は感動しますよ!!!

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