エフェクトのかけ方 〜インサートとセンド

 最近のDAWソフトウェアには、通常であればオーディオ用のエフェクターが普通のミックスに必要なだけ搭載されていると思います。そしてほとんどの場合ミキサー表示部のエフェクトをかけるための場所として、インサートエフェクト(Insert FXなどと表示されている)部分とセンド(Send)部分があると思います。(DAWソフトウェアの廉価版の場合にはインサート部がなかったりします。例えば上位版のSingerSongWriter8.0VSはインサートを使えるが下位版のSingerSongWriter8.0では使えない、など。)

 ではこのインサートエフェクトとセンドエフェクトの使い分けはどうしたらよいのか?ということですね。これを解説しようと思います。

 まずインサートですが、これは通常オーディオトラックに直接アサイン出来るようになっていますね。このトラックのオーディオデータは、必ずインサートにアサインされたエフェクトを通るため、音が必ず変わります。

 ではセンドとは何なのでしょうか? これには必ずつまみが付いていてセンド量が変えられるようになっていますね。そしてそのセンドされた先のチャンネルにエフェクトをアサインします。つまり、元の音はそのままスピーカーから出力され、更にセンド部分でエフェクトチャンネルに分岐してエフェクトがかけられ、その音もスピーカーから出力されます。元の音と混ざって聴こえるということになります。

 この二つはどのように使い分けたらよいのでしょうか? これは基本的には、元の音が聴こえる必要があるエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラスなど)にはセンドを使います。逆に、元の音が聴こえなくてよい、または元の音が聴こえるとまずいエフェクト(ディストーション、EQ、コンプレッサーなど)にはインサートを使います。

 これが基本的なインサートエフェクトとセンドエフェクトの使い分けになります。しかし、実はエフェクトの個々のパラメーターによって、この基本とは外れた場合が起こってきます。これについては別項で説明したいと思います。