ドラムアレンジの基本の考え方

音楽の三要素と言えば『リズム』『メロディー』『ハーモニー』ですね。それらをよく見てみると、『メロディー』というのは必ずリズムを伴っています。「ドレミファソラシド」というメジャースケールを単純に弾いた場合でも、8分音符で刻んで演奏している、ということがある意味言えるわけです。ハーモニーも同じことですね。

そこで『リズム』に注目すると、『リズム』というのはメロディーを伴わなくてもよいですね。例えば手を叩くこと(DTM音源ではハンドクラップ)でリズムを奏でた場合、メロディーはありません。もちろんハーモニーも。つまりは『リズム』は単体で音楽を奏でることが可能だということです。(それが良い音楽かどうかということはともかく。)

そういった意味で音楽において『リズム』は最も大事な要素だと言えると思います。そしてその土台を担うのがこのドラムですね。

ドラムは、主にバスドラム(BD)、スネアドラム(SD)、ハイハットシンバル(HH)で構成されるパターンで曲のリズムを形作ります。そして「ここぞ!」という場面でタム(Tom)やクラッシュシンバル(Crash)を含めた『フィルイン』で盛り上げたり次の場面への展開を作ったりします。

ちょっと視点を変えて音域について考えてみると、バスドラムは低音域、スネアドラムは中音域、ハイハットシンバルは高音域をカバーしています。非常にうまく出来ていますね。

実際に楽曲に対してドラムアレンジをする場合に考えることは、『その楽曲をどういったジャンルの楽曲にしたいのか?』ということが最も重要だと思います。単純な8ビートならロックやポップス向きだったり、ちょっとシャッフルさせた16ビートだとR&Bっぽくなったり、バスドラムの4分打ちならテクノ・トランス系っぽくなったりします。更にアコースティック系のドラム音色を使うのか、エレクトリック系のドラム音色を使うのかによってもジャンルが決まってくるわけですね。

他のパートも大事なのも当然ですが、楽曲のジャンルや雰囲気作りにおいて、ドラムパートは非常に重要なポジションにあるので、楽曲全体をどのようにしたいのかを念頭において、ドラムアレンジをする必要があります。

※具体的なドラムパターンの作り方はDMs内『(簡単理論編4)ドラムパターンの作り方』でご覧下さい。