楽曲制作の学び方2 – コード進行の分析

この話は、初心者の方には少し難しい話かもしれませんが・・・それでも読んでみようという方は大歓迎です。レベルアップは間違い無し!!(かも。) それでは本題へ。

楽曲を制作するのに慣れて、制作し続けていると、行き詰まる事があると思います。人間なので当然です。壁は誰にでも立ちはだかります。それを何とかして突破したいですね。

そのような場合に、楽曲のコード進行の分析をしてみてはいかがでしょうか? 他の人が制作した楽曲を、少し詳しく見てみる、というのは非常に勉強になりますし、壁を突破する一つのきっかけになるかもしれません。

この方法は、少し理論が判っていなければなかなか進まない方法なので、楽曲は作れるけど理論はちょっと・・・という方には難しいと思います。とりあえずIとかIVとかVとかいう文字を見て何となくでも意味が判るレベルになりましょう(笑) あと、キーがCの場合におけるダイアトニック・コードは必ず覚えましょう。

では、具体的にコードの分析の仕方を説明致します。

まず、分析しようと思う楽曲のスコアを用意します。3曲以上用意するのが理想です。必要なのはコード進行なので、必ずコードが書かれたものにしましょう。

少し理論の確認ですが、ダイアトニック・コードを覚えていれば、恐らく『I、IIm、IIIm、IV、V、VI、VIIm(b5)』の意味はだいたい判ると思います。キーがCの場合においては、順に『C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(b5)』の事です。

やることは、用意した楽曲のコード進行にこのローマ数字を当てはめていく、ということです。例えば『C-F-G-C』というコード進行なら『I-IV-V-I』となります。キーがCの時が最も判り易いと思うので、ローマ数字を当てはめる前にキーをCに移調しておいても良いです。あと、7thやadd9などは必要無いので無視して、メジャーコードかマイナーコードかだけを見て当てはめて下さい。

この作業中に、ローマ数字がそのままでは当てはまらない箇所があるかもしれません。そのような場合にどう当てはめればいいか判らなければ、無理に当てはめずに無視してそのまま進みましょう。

先に書きましたが、このローマ数字の順番を見ることが目的なので、1コーラス分で良いです。これを用意したスコア全てで行います。

この作業が出来たら、当てはめたローマ数字の並びを全スコアとも眺めてみましょう。いろいろな場所で何か少しずつ法則が見えてくると思います。例えば『Vの後にはIやImが来ていることが多い』とか『Aメロの最初はIやVImで始まることが多い』等です。ローマ数字を当てはめる事が出来なかった箇所の前後などにも何かの法則があるかもしれません。

この、コード進行の法則を見つける、という作業が大事なんですね。スリーコードや代理コードなども関係してきますし、転調の仕方なども少しずつ判るようになると思います。(この話は少し難しい理論で言うと『カデンツ』という話にも通じています。) 理論を覚えていくと、別な法則が見えてきたりもします。

ただし、この法則というのは結構あいまいなもので、絶対ではありません。「なんとなくこういうパターンがあるのかな?」くらいで考えて下さい。

この方法を行うことで、壁を越えるきっかけに、またレベルアップのきっかけになると思います。出来れば10曲くらい(更に100曲くらい!?)やってみて下さい!!

☆☆この記事を理解するためのお勧め書籍☆☆
この記事の話は、多少の理論が判っていないと理解出来ない話になります。そこで理解するために必要な知識が得られる書籍をご紹介致します。

絶対わかる!コード理論〈1〉基本はドレミファソラシド
絶対わかる!コード理論〈2〉ダイアトニック・コードのすべて
絶対わかる!コード理論〈3〉ドミナント・コードのすべて
『絶対わかる!』という名の付いたシリーズです。この3冊は判りやすいと思いました。特にこの記事では1と2を読むと理解できるようになると思います。3はもう少し発展した話です。

決定版 音楽理論ワークブック ポピュラー音楽を完全理解
『絶対わかる!』シリーズを1冊にまとめ、もう少し付け加えた感じの本です。この1冊を読めば基本的な理論はとりあえずOKと言えると思います。